この講座に込めた想い
アートを語るには何が必要でしょうか?
アートを自分の言葉で語るためには、実は2つの軸が大切だと私たちは考えています。
ひとつは「自由に感じ、考えること」。
マルセル・デュシャンは「アートとは鑑賞者の中で成立するものである」と言いました。作品を前にしたとき、自分の中に沸き起こる感情や思考を味わうこと。それがアートの醍醐味です。
もうひとつは「知識」。
自由な鑑賞も、知識があることでより深く広がります。その鍵となるのが世界史です。歴史の流れとアートの変化は、常に呼応しています。断片的ではなく立体的に理解することで、作品の奥にある時代の気配が見えてきます。
この講座のテーマについて
全7回の講座に通底するテーマは
「アーティストは、時代のゆらぎをどのように“美”として表したか?」。
芸術家はいつの時代も世界の変化をいち早く感じ取り、作品にそれらを込めてきました。誰かに頼まれたわけではなく、自分の価値観や美意識に従って。彼らが新しい風をつかむことに長けていることは、アート史を振り返ると明らかです。
彼らの作品を味わい知ることは、単に知識を得ることではなく「世界をどう見つめていたか」という視点そのものを学ぶことでもあります。これらに触れることで、私たち自身の思考やアウトプットの質にも、静かな変化が生まれるでしょう。
アートで人生をより豊かに
講座は少人数で、対話を重視して進めます。自分の言葉でアウトプットし、他の方の視点を通して見方を深めていきます。
この講座を通してアートを語れるだけでなく、時代の風をキャッチする力や、自分なりのセンスも磨いていきませんか?リベラルアーツが、人生の土壌をより豊かにするきっかけになれば嬉しく思います。
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